-
岡山のクラウドサービスプロバイダーOEC社が「Acronis Cybe...
[2022年02月25日(Fri)]
バックアップ/災害時復旧機能、マルウェア対策やパッチ管理などのセキュリティ機能群を
一元的に統合し、企業規模を問わず利用しやすい価格帯で提供
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、OEC株式会社(本社:岡山市、代表取締役社長 佐藤俊治)の新しいバックアップサービス「Backup Cloud」、及びオプションサービスの「Cyber Cloud」に、Acronisが開発し、ネットワールドが販売する「Acronis Cyber Protect Cloud」が採用されたことを発表します。
◆ 導入の背景
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
DX(デジタルトランスフォーメーション)が進む中、OECは以前より、データ量の増大やマルウェア対策、災害対策など、企業でのデータ管理には、コストや運用業務の負担が大きくのしかかっていることが多くの企業の課題だと考えていました。今回それを解決するためのサービスとして、自社データセンターと、「Acronis Cyber Protect Cloud」を活用したバックアップサービス「Backup Cloud」の提供を開始しました。
同サービスは、堅牢なデータセンター環境下で、可用性の高いストレージにバックアップデータを格納するものです。さらに、同サービスのオプションサービスとして、「Acronis Cyber Protect Cloud」の「Advanced Protectionパック」を使用した「Cyber Cloud」サービスを提供します。
「Cyber Cloud」は、バックアップ+セキュリティ+IT 管理が1つになったオールインワン型統合ソリューションとして、ランサムウェア・マルウェア対策やパッチ管理・脆弱性評価といったセキュリティ機能や、ディザスタリカバリも含むバックアップサービスを提供します。
◆ Acronis Cyber Protect Cloudについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「Acronis Cyber Protect Cloud」は、バックアップ/リストア機能に加えて、セキュリティ、エンドポイント管理を統合したオールインワン型ソリューション「Acronis Cyber Protect」のサービスプロバイダー向けプラットフォームです。
サービスプロバイダー各社は、「Acronis Cyber Protect Cloud」のプラットフォームの豊富な機能を選択、組み合わせて、独自ブランドのクラウドサービスとして、企業規模を問わず幅広いユーザー層が導入しやすい価格帯で提供可能です。
DXやデジタル化は、企業の規模を問わず多くの企業における課題であり、データ管理は時代に合わせた変化が求められています。また、サイバー脅威はより複雑かつ多様化し、テレワークによるリモート環境のリスクも高まっています。ネットワールドは、今後も全国をカバーするパートナーネットワークを活用して、オールインワン型ソリューション「Acronis Cyber Protect Cloud」の販売・プロモーション活動を積極的に展開してまいります。
※「Acronis Cyber Protect Cloud」の詳細は以下をご参照ください。
https://www.networld.co.jp/product/acronis/pro_info/acronis0005/20211213135849.html
……………………………………………………………
◆エンドースコメント
◇ OEC株式会社 代表取締役社長 佐藤 俊治 氏
最新のICTを駆使してお客様のニーズにお応えし続けることが当社の使命と考えております。
その中で、お客様の情報資産を確実に保護することは重要課題の一つと位置付け、対策に取り組んでいます。
様々なソリューションを検討した結果、お客様がデータを安全にバックアップし、保護するための最良のソリューションが、Acronis Cyber Protect Cloudであり、お客様がビジネスに集中するための安心をお届けするのに最も適したソリューションであると判断し、採用させていただきました。
また今回、株式会社ネットワールド様よりサービス開始前の工数削減など手厚い支援をいただき、スムーズにサービス開始することができました。
◇ アクロニス・ジャパン株式会社 代表取締役社長 川崎 哲郎 氏
この度、OEC株式会社様がAcronis Cyber Protect Cloudを高く評価し、株式会社ネットワールド様を通じて採用いただいたことを嬉しく思います。
今後もアクロニス・ジャパン株式会社は、株式会社ネットワールド様と共に、Acronis Cyber Protect Cloudなどの製品の提供を通じて、あらゆる人がサイバープロテクションを利用できるようにしていきます。
……………………………………………………………
◆OEC株式会社について
https://www.oec-o.co.jp/
所在地:岡山市北区本町6-36第一セントラルビル3階
設立:1969年8月27日
事業内容:
システムインテグレーションサービス、ソフトウェア開発、ネットワーク構築、データセンター、クラウドサービス等
資本金:6,000万円(天満屋100%出資)
______________________
■ 株式会社ネットワールドについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
https://www.networld.co.jp/
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャーのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャーのあるべき姿をリードしています。
Posted at 10:26 | OS・プラットホーム | この記事のURL -
“運用者に光を“ 「Cloud Operator Days Tokyo...
[2021年06月30日(Wed)]
ベンダーニュートラルな運用技術特化型イベント第2回
5G時代のネットワークインフラを議論するCNTOMと共催
運用現場で最も輝いた事例を表彰する「輝け!クラウドオペレーターアワード」を新設
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クラウド運用者に焦点を当てた技術イベント「Cloud Operator Days Tokyo 2021」 を、来る8月27日(金)、「運用者に光を」をテーマとして、オンラインの大規模バーチャルライブイベントとして開催します。
「Cloud Operator Days Tokyo (CODT)」は、オペレーション(運用)に関わる技術や悩み、解決策を発表・共有することで日本のオペレーターの底力を高めることを目的とし、プラットフォーム / 技術の垣根を越えて、ベンダーニュートラルで開催する国内初の運用技術特化型イベントとして昨年スタートしました。
第2回目となる今年は、5G時代にむけた通信事業者のネットワークインフラの進化について技術・標準化・オープンソース・アカデミックの観点から議論を行うCNTOM(Cloud Native Telecom Operator Meetup)と共催します。
また、8月27日のライブイベントに先立ち、7月14日~、クラウド運用者の実体験をテーマとする公募セッション、スポンサーセッションなど全60セッションをオンデマンド配信し、オンデマンドとライブのハイブリッド構成で展開します。
さらに、公募セッションを部門ごとに審査し、運用現場で最も輝いた事例を「輝け!クラウドオペレーターアワード 2021」として表彰する新しい試みを実施し、ネガティブな印象を受けがちな運用に関する実体験談をポジティブに共有することで、“オペレーターが輝ける未来” を目指します。識者数名で構成される審査員会が、困難な課題を乗り越えた努力や工夫、若手エンジニアへの希望となる体験談など、様々な観点で対象セッションを審査・選考し、8月27日のライブイベントで受賞者の発表、表彰式を行います。
イベントの対象は、クラウド基盤(IaaS、PaaS、CaaS、FaaS)を運用するインフラエンジニアはもとより、クラウド上でアプリケーションを作成・運用する人も含む幅広いエンジニア層で、CNTOMとの共催により、新たに通信事業者、通信機器メーカなどネットワーク関係者も加わります。
昨年の第1回は、40以上のセッションを展開して1,400名以上が参加しましたが、今年はCNTOMと共催となり、オンデマンドとライブのハイブリッドにしたことで2,000名の参加を見込んでいます。
主催者である両実行委員会はいずれも、ベンダー、サービスプロバイダー、ユーザー企業など全21社 25名で構成されるコミュニティです。
7月14日~のオンデマンドのプログラムは、大規模システム運用、運用自動化、開発環境など幅広いテーマのセッションが予定されており、SaaSの業務利用で情報漏えいが発生した時どう対応すればよいか、突然の全社テレワークをどう実現したかなど、時代を象徴する運用苦労話も含まれます。
8月27日のライブイベントでは、Open Infrastructure FoundationのCOOであるMark Collier氏の基調講演やゲストスピーカーによるここでしか聞けない運用話、CODTおよびCNTOMのパネルセッションなどが予定されています。
主な注目プログラムは以下のとおりです。
◆ Cloud Operator Days Tokyo 2021 / CNTOM 2021
注目プログラム
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◇ Open Infrastructure Foundation基調講演 「タイトル未定」
(8月27日13:35~14:05 録画;字幕付き動画での配信)
グローバルで加速するオープンソースソフトウェアを中心としたクラウド基盤利用は扱う規模も範囲も大変巨大なものとなりつつある。OpenStackあらため、Open Infrastructure Foundation として生まれ変わったコミュニティーは今後何を目指すのか。グローバルの運用事例を交えて解説してもらいます。
講演者:Mark Collier, COO, Open Infrastructure Foundation
………………………………………………
◇「Yahoo! JAPANのIaaSを支えるKubernetesクラスタのアップデート苦労話」
(7月14日~ オンデマンドセッション)
Yahoo! JAPANのIaaS基盤では200超のOpenStackクラスタが稼働しており、それらのコントロールプレーンをKubernetes上にデプロイしています。IaaSチームで管理している十数のKubernetesクラスタは非常に古いバージョンのKubernetesとHelmのまま運用が続けられていたため、現在、段階的にバージョンアップを行なっています。このような大規模クラスタ群をメンテナンスする中で、工夫した点や失敗した点、得られた知見を紹介します。
講演者:ヤフー株式会社
IaaSエンジニア/ソフトウェアエンジニア 中村 泰大 氏
インフラエンジニア 高橋 陽太 氏
……………………………………………
◇「超PayPay祭による高負荷にショッピングはどのように立ち向かったか」
(7月14日~ オンデマンドセッション)
サービスを運用するに当たり負荷の問題は避けては通れない問題です。Yahoo!ショッピングやPayPayモールでは人気の商品の販売に伴う突然のスパイクや、Botによる攻撃と常日頃から戦い続けていますが、今回は特に "超PayPay祭" 開催に伴う未曾有の負荷予測に対してオンプレミスの環境でどのように負荷対策を行ったのかを紹介します。
講演者:ヤフー株式会社
Manager 大岩 朗 氏、WEBエンジニア 信原 有志 氏 / 小中 史人 氏
……………………………………………
◇ クラウドサービスのインシデント対応をめぐる 「モヤモヤ」
~JPCERT/CCのインシデント対応事例より~
(7月14日~ オンデマンドセッション)
クラウドサービスにおけるインシデント対応において、従前のベンダ(サービス提供事業者)とユーザーの”責任”関係だけでは解決できないインシデントが増えつつあり、クラウドサービスのインシデント対応で関係者が感じる「モヤモヤ」事例を紹介します。また、セキュリティ業界側もクラウドサービスの普及に乗り遅れているのではないかと懸念する点についても紹介し、今後に向けた提案をします。
講演者:一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター
早期警戒グループマネージャー 佐々木 勇人 氏
……………………………………………
◇ 「あれからどうなった?ソフトウェア化(Cloud Native)のウソホント」
(8月27日14:05~15:05 ライブ配信)
2019年開催の第1回CNTOMで注目を集めたパネルディスカッション「国内事業者が明かすソフトウェア化のウソホント」が、2年の時を経て再び登場します。第1回では国内事業者が進めるNFV導入の実際にクローズアップしましたが、5Gの導入が進んだ現在その状況の変化に迫る予定です。今回はモデレータに株式会社 企のクロサカタツヤ氏をお迎えし、最前線でソフトウェア化に取り組むパネリスト陣と共にお送りします。
モデレータ:株式会社 企(くわだて)代表取締役 クロサカ タツヤ 氏
パネリスト: 国内の主要な携帯電話事業者より登壇予定
……………………………………………
◇ CODT/CNTOM 「輝け!クラウドオペレーターアワード2021」 授賞式
(8月27日15:15~15:45 ライブ配信)
オンデマンド配信する公募セッションを審査委員会が評価し、最も輝いたセッションに最優秀賞を贈呈。また、ユニークなセッションには、その内容に応じた様々な賞を用意。運用者に光をもたらす授賞式を開催します。
……………………………………………
◇ 「クラウド技術、自動化技術が基盤 "運用者" にもたらした効果と功罪」(仮題)
(8月27日15:55~16:55 ライブ配信)
K8sやOpenStackなどのクラウド技術、CI/CDを始めとした自動化技術が実用化フェーズになりつつあり、サービスのアジリティ向上に貢献してきています。これらの技術はサービス開発者にとってのメリットが大きく言われていますが、本セッションではサービス/基盤の運用者目線で、どのような効果を享受できているのか、あるいはこれらの技術がもたらしたデメリットや苦労している点はあるのか、について、実際にサービスや基盤を運用しているオペレータ、これからサービス基盤を検討しているユーザ企業の方々と実際のところどうなのか、を議論します。
パネリスト:大手サービスプロバイダー、ユーザ企業から運用に携わる方、自社の基盤技術を検討されている方に参加いただく予定
……………………………………………
※オンデマンド配信するセッション一覧を以下でご覧いただけます。
https://event.cloudopsdays.com/codt2021/timetables/
◆ イベント開催概要
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◇名称:Cloud Operator Days Tokyo 2021
https://cloudopsdays.com/
◇共催: Cloud Native Telecom Operator Meetup 2021
https://cntom.jp
◇日程(開催形態):
・2021年7月中旬から8月下旬までオンデマンド配信
60セッションを6週間オンデマンドで提供
・8月27日(金)1日ライブ配信
CODT2021の締めくくりとしての一日ライブイベント
基調講演、オンデマンドコンテンツを総括するセッション、
輝け!クラウドオペレーターアワード表彰式、など
◇主催:
Cloud Operator Days Tokyo 2021 実行委員会
Cloud Native Telecom Operator Meetup 実行委員会
◇テーマ:
AI/ML, Automation, CI/CD, Dev/Ops, Infra as Code (IaC),
Job Management, MSP, MicroService, Monitoring/Logging/Tracing,
Multi Cloud/Hybrid Cloud, No-Ops, Performance Tuning,
SRE, Security, Server Infrastructure, Test (Chaos Engineering),
Troubleshooting, Agile Development, Education/Training
◇構成内容:
基調講演、一般講演(CFSから採択)、スポンサー講演、バーチャル展示ブース
◇対象:
クラウド運用者、クラウド基盤構築・保守担当、クラウドアプリ運用管理・保守、
何らかのシステム運用管理・保守、通信事業者、通信機器メーカ、
クラウド分野のオープンソース開発者、インフラに興味がある学生等
◇視聴者数:2,000名
◇参加費:無料(事前登録制)
◇申込:以下のイベント申し込みWebサイトから
https://event.cloudopsdays.com/codt2021/timetables
◇〆切:2021年8月26日(木)10:00迄
__________________________
◆ Cloud Operator Days Tokyo (CODT)について
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
CODTは、クラウドがまだ黎明期にあった2013年から7回にわたり、OpenStack の普及促進に取り組む日本OpenStack ユーザ会メンバーが中心となり開催してきた「OpenStack Days Tokyo(OSDT)」の後継となる新しい技術イベントです。
OpenStackが安定期を迎えて多様なテクノロジーと連携するようになった技術・市場の変化を踏まえて、複数のクラウド / 技術が連携する運用にフォーカスした、横断的かつベンダーニュートラルな情報交換の場が求められているという認識から、OSDT実行委員メンバーを中核として、ヤフー、トヨタ自動車、LINEなどのユーザー企業からのメンバーを加えて、新たに実行委員会を組織し、2020年、クラウド運用にフォーカスしたCODTを立ち上げました。
オペレーションに関わる技術や悩み、解決策を発表・共有することで、運用技術の発展や、インフラ / アプリケーション運用に興味がある若手の教育・育成に寄与するイベントとして発展させていきます。
_____________________________
◆ Cloud Native Telecom Operator Meetup (CNTOM) について
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
5G時代にむけた通信事業者のネットワークインフラの進化について技術・標準化・オープンソース・アカデミックの観点から議論を行う会議です。5G時代にむけ通信事業者におけるネットワークインフラでは、ネットワーク仮想化 (NFV) 、エッジコンピューティング、クラウドネイティブ化、end-to-end (E2E) オーケストレーション、オープンソースの活用など大きく流れが変わってきています。CNTOMでは、通信事業者、通信機器メーカ、クラウド分野のオープンソース開発者を集め、今後のネットワークの進化にむけ技術や標準化およびユースケースから議論を行いたいと考えています。
Posted at 13:15 | OS・プラットホーム | この記事のURL -
札幌学院大学、学生・教員向けファイルサーバーをネットアップ オールフラ...
[2021年05月25日(Tue)]
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、札幌学院大学(北海道江別市、学長:河西 邦人)の学生・教員が利用するファイルサーバー環境改善プロジェクトにおいて、ネットワールドが提供するネットアップ社製オールフラッシュ・ストレージ「NetApp AFF C190」(以下、AFF C190)が採用され、本格稼働開始したことを発表します。
札幌学院大学は、学生が個人のファイルなどをファイルサーバー上に置き、各自の環境を利用できるようにしていますが、ユーザーのデータ容量が増加したことで、Windowsのログインに時間がかかり、すぐに授業を開始できないなどの問題がありました。また、学生向けの領域を1GBしか提供できなかったため、大容量データを用いた研究・教育活動に支障がありました。
新しい環境は、AFF C190がプライマリ/バックアップ用に1台ずつ導入され、プライマリのAFF C190に保存されたデータは、筐体間ミラーリング機能「SnapMirror」を利用して、バックアップ用AFF C190へ日次バックアップされます。使用頻度の低いデータは、自動階層化機能「FabricPool」を用いてAWS S3へ転送。クラウドと連携することで、万一キャンパスが被災した場合にも、確実にデータを保護できるようになりました。
また、スナップショット機能で7世代分のスナップショットを保存しており、教員や学生が誤ってデータを消してしまっても、速やかに復旧できます。
課題となっていたログイン時間は、以前約5分を要していたのに対して、1/7以下の約40秒に短縮されました。
また、圧縮・重複排除やデータコンパクションなどの機能を活用することで、容量を約1/15に削減できることから、約3,300名の学生に8GB、約100名の教員に10GBを提供可能となりました。
システムの提案・導入は、ネットワールドのパートナーであるネットワンシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 竹下 隆史)が担当し、提案の構成などの迅速・丁寧な協力、保守フェーズも含めて、ネットワールドの支援が高く評価されました。
◆ 導入の背景と選定要件
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
近年、大学の教育・研究活動においても、ICTの利活用が欠かせなくなっており、札幌学院大学は、学内情報基盤の整備・拡充を積極的に推進してきました。その中で、学生がどの端末からでも自分の環境を利用できるよう、個人持ちファイルなどをファイルサーバー上に置く移動プロファイル方式を採用していますが、ユーザーのデータ容量が増加したことで、Windowsのログインに長い時間がかかるなどの問題が生じており、ユーザーからも不満の声が挙がっていたことから、学生や教員が利用するファイルサーバーの環境改善プロジェクトに着手しました。
札幌学院大学では、長年にわたりネットアップ ストレージをファイルサーバーに利用しており、過去、深刻なトラブルが一度もないことから、新ファイルサーバーの選定にあたっては、まずネットアップのストレージOS「ONTAP」を搭載した製品であることが要件でした。
また、大幅な性能向上が期待できるオールフラッシュ・ストレージであること、Mac OS/Windowsの両環境でファイル共有が行えること、クラウド上へのバックアップが行えること、学生一人当たり8GB、教員一人当たり10Gの領域を確保することなどの要件が挙げられ、これらを満たす製品としてAFF C190が選定されました。
クラウドへのバックアップのために、パブリッククラウド上でONTAPを稼働させる「Cloud Volumes ONTAP」を利用する方法もありますが、運用状況を踏まえた上で、AFF C190とパブリッククラウドを連携して1つのデータプールに見せ、アクセス頻度に応じてデータブロックを自動階層化する機能「FabricPool」を組み合わせ、アクセス頻度の多いホットデータはAFF C190に残し、アクセス頻度の少ないコールドデータはクラウド上の低コストのストレージへ移動させることで、コスト削減する提案が採用されました。
◆ 新システムの概要と導入成果
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2020年10月より本番稼働を開始した新ファイルサーバーは、AFF C190がプライマリ/バックアップ用としてそれぞれ1台ずつ導入されており、プライマリストレージに保存されたデータは、筐体間ミラーリング機能「SnapMirror」を利用して、バックアップ用AFF C190への日次バックアップを実施。あまり利用されなくなったデータは、「FabricPool」を用いてAWS S3へ転送しています。
現在は約2TB分のデータがAWS S3に転送されていますが、AFF C190の新規クラスタには、10TB分の容量ライセンス費用が無償でバンドルされるため、バックアップデータが増えてもコストが嵩む心配はありません。また、クラウドとの連携を行うことで、万一キャンパスが被災するようなことがあった際にも、確実にデータを保護できるようになりました。
スナップショット機能も大いに役立っており、教員や学生が誤って自分のデータを消してしまっても、速やかに復旧でき、様々な事態に対応できるよう、7世代分のスナップショットを保存しています。
AFF C190による性能改善効果は非常に大きく、以前はログインが終わるまでに約5分程度の時間を要していましたが、現在では約40秒にまで短縮されました。
また、旧環境では、学生向けの領域を1GBしか提供できませんでしたが、新システムでは大幅に容量を増やし、大容量データを用いた研究・教育活動も格段に行いやすくなりました。ちなみに、同大学の学生数は約3,300名、教員数は約100名で、この人数に一人当たりのデータ容量を掛け合わせると27TBをオーバーしますが、圧縮・重複排除やデータコンパクションなどの機能を活用することで、容量を約1/15に削減。これにより約16TBの実効容量で問題なく運用しています。
コロナ禍により教育現場も大きな変革を強いられていますが、札幌学院大学では、今後、ニューノーマル時代に即したインフラを築いていく意向です。
◆ 学校法人 札幌学院大学について
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
https://www.sgu.ac.jp/
本 部:北海道江別市文京台11
概 要:札幌学院大学は、1946 年に札幌文科専門学院としてその胎動をはじめました。本学の礎である札幌文科専門学院時代に確立された建学の精神は、「学の自由」「独創的研鑚」「個性の尊重」です。その後、1950 年に札幌文科専門学院を札幌短期大学として新しく発足させ、1968 年には札幌商科大学を設立しました。1984 年には札幌商科大学を札幌学院大学に改称し現在に至っています。
______________________
■ 株式会社ネットワールドについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
https://www.networld.co.jp/
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャーのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャーのあるべき姿をリードしています。
Posted at 12:11 | OS・プラットホーム | この記事のURL -
【セールスコムズ・ドットビズ】『職人と工事会社をつなぐ!業界No.1ビ...
[2021年04月21日(Wed)]
業界ナンバーワンのSNSを活用した営業代行会社、セールスコムズ・ドットビズ合同会社と申します! 月額1万円であなたのビジネスに有益な人脈をお繋ぎし放題「COBコネクト」、3/1より完全無料にてお繋ぎしております。
お得に始められる今がチャンスです! お気軽にお問い合わせください。
◎メリット
・会員様全員のニーズをご紹介しますので、即マッチングへ繋がります
・クライアントとアライアンスを記載することで具体的なやり取りができ、スムーズにお話が進みます
・個人事業主様や企業の役員クラスに加入いただいているため契約までのお話がスムーズです
・お繋ぎするやり取りに、弊社COB事務局も入らせていただきますので安心安全にやり取りいただけます
お問い合わせはこちらから↓
https://lp.cob.community/connect.genba.shokuninPosted at 13:37 | OS・プラットホーム | この記事のURL -
【セールスコムズ・ドットビズ】『職人と工事会社をつなぐ!業界No.1ビ...
[2021年04月 8日(Thu)]
業界ナンバーワンのSNSを活用した営業代行会社、セールスコムズ・ドットビズ合同会社と申します! 月額1万円であなたのビジネスに有益な人脈をお繋ぎし放題「COBコネクト」、3/1より完全無料にてお繋ぎしております。
お得に始められる今がチャンスです! お気軽にお問い合わせください。
◎メリット
・会員様全員のニーズをご紹介しますので、即マッチングへ繋がります
・クライアントとアライアンスを記載することで具体的なやり取りができ、スムーズにお話が進みます
・個人事業主様や企業の役員クラスに加入いただいているため契約までのお話がスムーズです
・お繋ぎするやり取りに、弊社COB事務局も入らせていただきますので安心安全にやり取りいただけます
お問い合わせはこちらから↓
https://lp.cob.community/connect.genba.shokuninPosted at 10:45 | OS・プラットホーム | この記事のURL -
【セールスコムズ・ドットビズ】新サービス「COBコネクト」、好評につき...
[2021年04月 8日(Thu)]
業界ナンバーワンのSNSを活用した営業代行会社、セールスコムズ・ドットビズ合同会社と申します! 月額1万円であなたのビジネスに有益な人脈をお繋ぎし放題「COBコネクト」、3/1より完全無料にてお繋ぎしております。
お得に始められる今がチャンスです! お気軽にお問い合わせください。
◎メリット
・会員様全員のニーズをご紹介しますので、即マッチングへ繋がります
・クライアントとアライアンスを記載することで具体的なやり取りができ、スムーズにお話が進みます
・個人事業主様や企業の役員クラスに加入いただいているため契約までのお話がスムーズです
・お繋ぎするやり取りに、弊社COB事務局も入らせていただきますので安心安全にやり取りいただけます
お問い合わせはこちらから↓
https://lp.cob.community/connect3Posted at 10:39 | OS・プラットホーム | この記事のURL -
月額1万円
[2021年03月29日(Mon)]
業界ナンバーワンのSNSを活用した営業代行会社、セールスコムズ・ドットビズ合同会社と申します!
月額1万円でビジネスマッチングが可能な、COBコネクトはLINEで気軽にビジネスマッチングのきっかけとなる人脈探しを行えるサービスです。皆様のビジネスチャンスの架け橋となります。
◎メリット◎
・会員様全員のニーズをご紹介しますので、即マッチングへ繋がります
・クライアント(見込み客)・アライアンス(協業相手)・ビジネスパートナーを見つける場として役立ちます
・即ビジネスに直結したやり取りができるため、スムーズにお話が進みます
・個人事業主様や企業の役員クラスに加入いただいているため契約までがスピーディーです
・お繋ぎするやり取りに、弊社COB事務局も入らせていただきますので安心安全にやり取りいただけます
ご興味ございましたら、下記URLよりお気軽にお問い合わせください!
http://lp.cob.community/cobconnect
≪会社概要≫
セールスコムズ・ドットビズ合同会社
代表者:安永 優美
所在地:東京都渋谷区代々木2-23-1 ニューステイトメナー1338
お問い合わせ:info@salescomms.biz
Mob:080-4403-6617
リリース元:COBコネクト
URL:http://lp.cob.community/cobconnectPosted at 15:23 | OS・プラットホーム | この記事のURL -
クラウドストレージの注目ベンダー米RSTORとArcserveがパート...
[2021年03月16日(Tue)]
複雑なITインフラストラクチャで、費用対効果の高いレジリエンスを確保する
新しいクラウドベースのビジネスレジリエンスサービスを提供
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
株式会社TwoFive(本社:東京都中央区、社長 末政 延浩)は、同社が国内代理店である高速クラウドストレージの米RSTOR社(アールストア、本社:カリフォルニア州)が、バックアップ・リカバリソリューションを提供するデータ保護のリーダーである米Arcserveとパートナー契約を締結したことを発表します。RSTORとArcserveは、今日の複雑なITインフラストラクチャにおいて、アプリケーションとデータを保護してビジネス継続性を確保するために、あらゆる業種・企業規模のお客様に向けて、費用対効果の高いクラウドベースの新しいビジネスレジリエンスサービスを提供する予定です。
RSTOR社のAmazon S3互換クラウドオブジェクトストレージ「RSTOR」は、業界標準よりも最大80%の低コストで、独自プロトコルにより従来比最大30倍の高速データ転送が可能で、「2020 Storage Products of the Year」のクラウドストレージ分野で銀賞を受賞しています。世界の大手企業にサービスを提供しており、米国内だけでなく世界各国にPoint-of-Presence(PoP)となるデータセンターを拡充中で、2020年にはTwoFiveを代理店として日本市場に進出し、国内にもデータセンターを開設しています。
ランサムウェアインシデントやサードパーティ/サプライチェーン攻撃をはじめとするサイバー脅威が増加の一途をたどっており、データとアプリケーションを護り、ITレジリエンスを確保することが重要な課題となっています。さらに、データやアプリケーションが、レガシーメインフレーム、オンプレミスのデータセンター、プライベートクラウド、パブリッククラウドなどに散在する複雑なIT環境においては、この課題の難易度は倍増します。
RSTORは、分散型のPoPに保存したデータをインテリジェントに管理できます。既存の大手クラウドストレージと異なり、ダウンロードやアップロードといったデータの移動に課金されないため、予測不能なコストを気にせずに大規模なデータセットであっても迅速に取得できます。
RSTOR とArcserveと連携させることで、RSTORのインテリジェントデータリポジトリからArcserveの高度なデータ保護機能を利用し、セキュリティインシデントや災害復旧が発生した場合に、迅速にデータにアクセスして復旧作業を行うことが可能になります。このITレジリエンスを確保するためのワンストップソリューションにより、データの保管と取り扱いを簡素化し、リスク管理を改善することができます。
ArcserveのVice President of Channel Sales and AlliancesであるClark Brown氏は次のように述べています。
「RSTORは、データリカバリを自動化して直感的な方法でスムーズなビジネス継続性を確保するArcserveの能力を拡張する柔軟で費用対効果の高いクラウドデータリポジトリを提供します。 RSTORとのパートナーシップにより、効率的で動的なインフラストラクチャが提供され、通常の運用を妨げる予期しないインシデントが発生した場合にも重要なリソースにアクセスできるようになります」
RSTORのCEOであるGio Coglitoreは次のように述べています。
「費用効果の高いリポジトリに本番データとアプリケーションの包括的で高性能なミラーリングを提供することで、ArcserveとRSTORは、組織が侵害やランサムウェア攻撃をはじめとする破壊的な攻撃に耐えて、メインシステムがオンラインに戻るまで、ビジネス活動への影響を最小限に抑えながら、IT運用を即座に再開可能にします」
◆ Arcserveについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Arcserveは、システムやアプリケーション、データなど業務遂行に欠くことのできないITインフラ全体に対して、包括的なバックアップ・リカバリ ソリューションを提供するデータ保護の専業ベンダーです。1990年の製品リリース以来、革新的かつ、実績あるバックアップ ソリューションの提供を継続しています。Arcserve Unified Data Protection (UDP)は、一瞬も止めることが許されないビジネスの要件に確実に応えることができる次世代の統合バックアップ・リカバリ ソリューションであり、これまでArcserveが培ってきたイメージ バックアップ製品の技術が基盤となっています。Arcserveシリーズは、150か国以上の45,000社のお客様に対して、7,500以上の販売、ソリューション パートナー様を通して導入されています。Arcserveの本社は米国ミネソタ州ミネアポリス市です。Arcserve の詳細については、本社サイト arcserve.comをご覧ください。
◆ RSTORについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
https://RSTOR.io/
RSTORは、次世代ネットワークファブリック上のプライベートデータセンター、パブリッククラウドプロバイダー、信頼できるスーパーコンピューティングセンターからのコンピューティングリソースを集約および自動化することを使命として2018年に設立されました。エンタープライズインフラストラクチャの革新に精通した創設チームによって構築されたRSTORは、変動コスト、ベンダーロックイン、および地域性を排除する単一の統合プラットフォームを顧客に提供すると同時に、追加料金なしで複数のクラウドサービスプロバイダーを使用する柔軟性を提供します。
2020年5月には、東京オフィス(所在地:東京都中央区、代表:スチュアート・フォロ)を開設。世界各国にデータセンターを展開しており、日本国内にもデータセンターを展開中です。
※RSTORが発表した英文プレスリリースを以下でご覧いただけます。
https://www.rstor.io/rstor-and-arcserve-form-partnership-to-ensure-cost-effective-it-resilience-across-complex-infrastructures/
__________________________
■株式会社TwoFiveについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
https://www.twofive25.com/
株式会社TwoFiveは、大手ISP、ASP、携帯事業者の電子メールシステムインフラで長年経験をつんだメールシステムの技術者集団により2014年に設立されました。日本の電子メール環境を向上させることを使命としてベンダーニュートラルな立場で最適な技術とサービスを組み合わせ、メールシステムの設計・構築、電子セキュリティなどについてコンサルティング、ならびに各種レピュテーションデータを提供しています。
Posted at 12:02 | OS・プラットホーム | この記事のURL -
クララオンライン、マルチクラウドを可視化・最適化する「CloudHea...
[2021年03月11日(Thu)]
マルチクラウドの工数増大を抑えて運用を最適化
運用支援の幅が広がり、マルチクラウドの提案を積極展開
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、株式会社クララオンライン(本社:東京都港区、代表取締役社長 家本 賢太郎)がユーザーのマルチクラウド活用支援を強化するために、ネットワールドが提供するSaaSマルチクラウド管理ツール「CloudHealth by VMware」(以下CloudHealth)を採用したことを発表します。
これにより、クララオンラインは、マネージドサービスを拡充するとともに、同社経由でのパブリッククラウド契約ユーザーに対して「CloudHealth」を利用できるアカウントとマネージドサービスをセットにしたクラウド最適化ソリューション「Cloud OPT」を提供いたします。
パブリッククラウド、プライベートクラウドなどを複数併用するマルチクラウド利用が増加するにつれて、クラウドサービスの利用実態を正確に把握し管理することが困難になっています。
クララオンラインは、MSP(マネージドサービスプロバイダー)として、企業のクラウド活用の推進に取り組んできました。この度、「CloudHealth」を採用することで、マルチクラウド環境から収集した情報を複数のクラウドをまたがってグルーピングして単一のダッシュボードに可視化し、未使用の仮想マシンや不要なディスクなどを的確に把握した上で、リソースとコストを最適化するためにより説得力のある提案が可能となり、運用支援の幅を広げることができました。
新しい「Cloud OPT」は、AWSなどのパブリッククラウドを、「CloudHealth」のアカウントとマネージドサービスをセットにして提供するクラウド最適化ソリューションです。ユーザーは、「CloudHealth」のコスト削減レコメンド機能や、セキュリティ、ガバナンスの管理などの各種機能を限定なく自由に利用でき、複数のクラウドサービスの管理が容易になります。また、「CloudHealth」の情報に基づき、リソース、コストを削減、最適化するために、クララオンラインが的確なコンサルティングやアドバイスも行います。
ネットワールドは、「CloudHealth」に関して、2019年にVMware社とMSP契約を締結しており、技術支援のノウハウを蓄積してきました。今回、「Cloud OPT」サービスでの「CloudHealth」のアカウントの権限管理の検討、パブリッククラウドごとの利用料金の算出・設定などにおいては、ネットワールドの支援が高く評価されました。また、ITインフラの変化が加速し、新たな課題が現れる中、次々と登場する最新のソリューションの提案という点でもネットワールドに期待されています。
◆ 導入の背景
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
クララオンラインは、約24年間ホスティングサービスの事業を展開し、数年前からは自社サーバーリソースによるホスティングサービスに加えてパブリッククラウドサービスを開始しました。クラウドサービスを特徴に合わせて使い分けるマルチクラウドが一般化することを予想し、パブリッククラウド各社のサービスの取り扱いを増やすとともに、MSPとしての運用管理サービスなどを合わせて100社を超える顧客に提供しています。マルチクラウドは、各パブリッククラウドの特徴を活かす選択肢、特定サービスへのベンダーロックインの回避、冗長性やBCPといった広義のバックアップが可能であることなど多くのメリットがありますが、一方で、多様化によりインフラの管理工数やコストがかかるという課題があります。そこで、パブリッククラウドを含めたマルチクラウド環境を可視化し最適化するクラウド管理ツール「CloudHealth」とマネージドサービスを組み合わせた「Cloud OPT」サービスの提供を開始しました。クララオンラインからAmazon Web Services(AWS)などのパブリッククラウドを契約するユーザーには、「Cloud OPT」により、「CloudHealth」のアカウントが無料で提供され、コスト削減や最適化の提案を受けることができます。
◆ 選定のポイントと今後の展開
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「CloudHealth」は、対応するパブリッククラウドの数が多く、システムやリソースの種類、アカウント毎など様々な切り口で収集した情報を柔軟に複数のクラウドをまたがってグルーピングし、一つのダッシュボードに可視化することが可能です。クラウドの利用状況やコスト、セキュリティ、パフォーマンスなどを統合管理して、それを基に、不要なリソースを削除することで利用料を削減するなど、クラウド利用の最適化につなげられます。クララオンラインは、自社でも「CloudHealth」を活用しており、使用していないリソースにかかっていた無駄なコストを削減した実績もあります。
「Cloud OPT」の利用ユーザーは、「CloudHealth」のアカウントを付与され、コスト削減のレコメンド機能や、セキュリティ、ガバナンスの管理の機能などを限定なく自由に利用できます。このため、「CloudHealth」採用の際は、アカウントの権限管理について慎重に検討されました。また、各パブリッククラウドの利用料金の算出では、各クラウドサービスの仕様に依存し、さまざまな条件による分岐が発生するために、つまずいた部分もありましたが、ネットワールドの支援により短期間で解決することができたと評価をいただいています。
最初から各種機能が揃っている「CloudHealth」は導入が容易で、各機能の検証を含めて約3カ月で「Cloud OPT」サービスをリリースすることができました。
「Cloud OPT」は、パブリッククラウドサービスの再販に加えて、運用支援などのマネージドサービスが提供されますが、死活監視やパフォーマンス監視だけでなく、「CloudHealth」を活用して、利用ユーザーのコストやリソースの削減、最適化など、可視化した情報に基づいた説得力のある提案も可能となり、支援の幅を広げることができます。
クララオンラインでは、現在は、既存のAWS利用者に「Cloud OPT」の提供を開始しており、今後、他のパブリッククラウドサービスに順次対応する計画です。また、ホスティングサービス利用者や新規顧客に対してもマルチクラウドの管理ツールとして「CloudHealth」を提案していく考えです。
◆ 株式会社クララオンラインについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
https://www.clara.co.jp/
本社:東京都港区麻布台1-7-2 神谷町麻布台ビル5F
創業:1998年5月22日(前身の合資会社クララオンライン設立は1997年5月20日)
資本金:1億円
______________________
■ 株式会社ネットワールドについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
https://www.networld.co.jp/
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャーのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャーのあるべき姿をリードしています。
Posted at 10:42 | OS・プラットホーム | この記事のURL -
北海道のHBA、クラウド型VDIサービス基盤をHPE SimpliV...
[2021年02月16日(Tue)]
高性能・高機能のインフラをHCIでシンプルに実現し、運用管理負荷を大幅に軽減
オンプレミス配置型IaaSの従量課金モデルで、VDIサービスの成長に合わせて拡充可能
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、株式会社 HBA(本社:札幌市、代表取締役執行役員社長 伊藤 尚樹)のクラウド型VDI(仮想デスクトップ)サービス「Hi-DaaS(ハイダース)」のシステム基盤刷新プロジェクトにおいて、ネットワールドが提供する日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE)のハイパーコンバージド・インフラストラクチャー(以下、HCI)「HPE SimpliVity 380 Gen10」(以下、SimpliVity)が採用され、本格稼働開始したことを発表します。SimpliVityは、HPEが提供する次世代オンプレミス消費サービス「HPE GreenLakeフレックスキャパシティ」(以下、GreenLake)を利用して運用されています。
HBAは、2013年から「Hi-DaaS」サービスを開始していますが、最近は通常のPCと同様の環境が求められるようになり、動画やWeb会議などの重いアプリケーションを快適に動作するよう性能、安定性を向上させる必要がありました。コロナ禍のテレワークや在宅勤務の増加やセキュリティ強化で、VDIのニーズは今後ますます高まると予想され、柔軟な拡張性を確保する必要がありました。
SimpliVityは、高い処理能力と耐障害性を備えており、高効率な圧縮・重複排除機能や高速バックアップを備えたVDIサービスのインフラ環境をシンプルに実現できました。
SimpliVity は、オンプレミス配置型のIaaSとして導入されており、従量課金モデルで利用できるGreenLakeサービスにより、VDIサービスの成長に合わせて柔軟に最適な投資でシステムを増強でき、また、緊急のリソース追加ニーズにも迅速に対応できます。
今回の取り組みを推進するに当たり、ネットワールドの提案や支援が高く評価されています。
◆ 導入の背景と選定のポイント
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
HBAは、充実した設備を有する自社データセンター「HBA-iDC」を中核として、民間企業や自治体など、数多くの顧客の事業活動をご支援する各種クラウドサービスを提供しています。その中の1つであるVDIサービス「Hi-DaaS」は、2013年のサービス開始以来、顧客のセキュリティ対策や働き方改革に大きく貢献してきましたが、最近ではVDIの適用領域が拡大し、通常のPCと同じように使いたいという要望が増えています。
しかし、旧環境では、チューニングなどに多くの工数がかかっていたため、サービス基盤の性能や安定性をより高めるためにサービス基盤刷新に着手。旧サービス基盤は、3Tier構成で構築されており、運用管理や障害原因の切り分けなどに苦労することも多かったことから、先進的なインフラ環境をシンプルに実現できるHCI製品の導入を決断し、SimpliVityを選定しました。SimpliVityは、高い処理能力や耐障害性を備えていることに加え、高効率な圧縮・重複排除機能や高速バックアップなどの多彩な機能を備えています。
さらに、今回の採用の大きな決め手となったのは、HPE独自のコンサンプションソリューションであるGreenLakeでした。サービス基盤を構築する際には、採算性などを考慮して最初はスモールスタートで始め、その後需要が拡大した場合には、ディスクなどのリソースを追加調達します。すると、最初に調達した機器とリースのタイミングがずれてしまい、最終的に無駄なコストが残ってしまいます。その点、GreenLakeサービスで導入すれば、オンプレミスでありながら、クラウド型と同様に従量課金で使用でき、サービスの成長合わせてコスト効率よくタイムリーに対応可能となります。
また、緊急のリソース追加ニーズにも迅速に対応できるため、「Hi-DaaS」の基盤構築に非常にマッチした仕組みであると評価されました。さらに、通常のリースと異なり、GreenLakeは保守サービスも含まれるためTCO削減にも役立ちます。
◆ 導入システムの概要と導入成果
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
インフラ構築面での工夫としては、SimpliVityの特長であるHCIコンピュートノードを活用している点が挙げられます。通常のHCI製品では、増設の際にHCIノード本体を追加する必要がありますが、ディスク容量に余裕がある場合などは余剰な投資になるのに対して、SimpliVityは安価なIAサーバーをコンピューティング専用のノードとして組み合わせることで、コストを抑えつつ処理能力だけを高められます。HBAでもこの利点を活かし、「HPE SimpliVity 380 Gen 10」を5ノード、「HPE ProLiant DL360」を5ノードの構成でサービス基盤を構築しています。
「Hi-DaaS」では、多様なアプリケーションに対応するためにフルクローン方式を採用していますが、SimpliVityの圧縮・重複排除機能を活かすことで、十分な領域を確保できています。
GreenLake によるSimpliVity導入の主な成果は以下のとおりです。
・SimpliVityのストレージは全てオールフラッシュディスクを搭載しているため、以前より格段に高いレスポンス性能が得られ、動画やWeb会議などの重いアプリケーションも、快適に動作することができます。
・旧環境ではバックアップにも長い時間がかかりましたが、SimpliVityの高速バックアップ機能により、運用効率が大幅に向上しました。
・SimpliVityは、インフラ全体をVMware vCenterだけで統合管理できる上に、クラウドベースの運用監視プラットフォーム「HPE InfoSight」により、故障の予兆などが検知された場合はプロアクティブに通報され、迅速な対応が可能となり、安定稼働を維持することができます。
・GreenLakeにより、必要になった時点でリソースを追加できるため、サービスの成長にコスト効率よくタイムリーに対応可能となりました。通常のリースと異なり、GreenLakeは保守サービスも含まれるためTCO削減にも役立ちます。
※札幌市内に設置された自社データセンター「HBA-iDC」は施設見学も受け付けています。
見学は要事前予約:営業推進部 011-232-7401
◆ 株式会社HBAについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
https://www.hba.co.jp/
本 社:札幌市中央区北4条西7丁目1-8
事業内容:システムインテグレーション、アウトソーシング、ソフトウェア開発など総合的なITソリューションの提供。
______________________
■ 株式会社ネットワールドについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
https://www.networld.co.jp/
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャーのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャーのあるべき姿をリードしています。
Posted at 10:54 | OS・プラットホーム | この記事のURL
| 次へ
![]() ![]() |
![]() プレスメンバーって何? |